ピアノ初心者へのレッスン導入
ピティナのレッスン見学会へ参加
ピティナのレッスン見学会に行って参りました。
何年も指導をしておりましても、他にもっと良い指導方法があるかもしれない、とか、他の先生方はどの様にレッスンを進めていらっしゃるかなど常に考えさせられます。果たして自分のレッスンはこれで良いのか…。読譜力や歌い方の導入などには自信を持っておりましたが、大きい生徒様へは言葉で伝えられる分お教えし易いのですが、小さい生徒様ほど言葉だけでは理解してもらえなかったり、まだ手も小さく弱い為、手の形、指作りに試行錯誤してきました。
今回ピティナのレッスン見学会に参加させて頂き、コンペ入賞者の生徒様の演奏、音の響きの美しさに感動しましたと共に、先生の曲に対する解釈、イメージの仕方、手、腕、身体の使い方のご指導等、勉強になることばかりでした。
美しい響きを出すことで大切なのは指づくり
どうしてこんなに美しい響きが出せるのか!?と思って聴いておりましたが、見学会後のディスカッション時に先生は「小さい時に無理に大きな曲を弾かせない。まずは指作り。手がしっかりし、脱力奏法が身につけば、大きくなってから自然に美しい響きで難しい曲も弾けるようになる。だから私は、『うちの子はまだ1本指なんですか?他の子はもうこんなに大きい曲を弾いているのに』なんてお母様には、他のお教室へどうぞ、と言います。私は基礎をしっかりつけること、大きくなってからきちんとした奏法で美しく弾けるようにすることに自信を持っています!」とおっしゃいました。
なんて素敵でかっこいい!!
1本指だけで弾かせる1本指奏法
その先生の導入期のご指導は、最初は3のお指の1本指だけで弾かせる1本指奏法。
まだ手が小さく弱い小さいお子様に手を丸くして弾かせるのは大変難しいので、まずは一番しっかりしている3の指だけで手のアーチを作り弾かせること。3指ができたら、2指→4指→5、1。そうすると5指も寝ないし、1指を弾く時には自然と手のアーチができるのだそうです。
その間にソルフェージュを合わせて教えておけば、5本指で手の形ができる頃にはテキストがスラスラ進む、とのことでした。
今まで、1本指奏法の指導はしておりませんでしたが、私の中で今回とても腑に落ちましたので、今後レッスンに取り入れていきたいと思います。
基礎力が何よりも大切です!
そして速く弾けるという方は結構いらっしゃるのですが、やはりピティナのような上級コンペになると、音質もよくないとテクニックだけでは結果はだせません。
今回はとても有意義なレッスン見学会でした。
自身の為、そして可愛い生徒様方にできる限り上達して頂きたいので、今後も指導方など研究し頑張って参ります♪
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